若竹千佐子読書感想文「おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子)」2018.08.17七十代半ばの、傍から見ると認知症が始まっていると思われてしまいそうな「桃子さん」の話だ。頭の中の様々な声と共に一人暮らしを送っているのだが、その声の持ち主は子供の頃から少し前までの桃子さん自身や、亡くなった夫である。声は...