読書感想文「流転の海 第9部 野の春(宮本輝)」
「流転の海 第9部 野の春」の読書感想文 「流転の海」私が、この本に初めて出合ったのは、もう30年以上前の事です。当時は、通勤電車の中で本を読むのが普通の時代で、私も片道30分の電車の中で読書をしていました。と言っても、...
「流転の海 第9部 野の春」の読書感想文 「流転の海」私が、この本に初めて出合ったのは、もう30年以上前の事です。当時は、通勤電車の中で本を読むのが普通の時代で、私も片道30分の電車の中で読書をしていました。と言っても、...
「私たちが好きだったこと」の読書感想文 大分以前に書かれた本だが、自分は全く違和感なく読み終える事ができた。そして、読み終える事が惜しいと思える小説だった。二十代後半、男が二人、女が二人が、ちょっとしたきっかけで一緒に暮...
「流転の海 第8部 長流の畔」の読書感想文 宮本輝氏の著作「長流の畔」は、氏が34歳の時から書き始めた大長編「流転の海シリーズ」の第八部であり、連載開始から35年目の2016年に刊行された。次巻第九部で最終回を迎えるこの...
「田園発 港行き自転車」の読書感想文 心が洗われる、いや、浄化された。本当に読んで良かったと思えた小説だ。特別大きな事件が起こったり、揉め事があったりすることなく、普通の人たちが丁寧に日々を過ごすことで、富山に繋がってい...
「命の器」の読書感想文 まずタイトルの「命の器」に惹かれ気がつくと手にとっていた。私が18か19歳の大学受験で恐ろしいぐらいの孤独の中にいた時期だ。友達もいない、家族も信用できないと人と話をして笑う事をすっかり忘れていた...