中山可穂読書感想文「愛の国(中山可穂)」2017.06.29中山可穂の最大の特徴でもある女性同士の恋愛小説だが、この作品は舞台が同性愛が迫害されるファシスト国家になってしまった日本である。前作『天使の骨』にて運命的な出会いを果たした王寺ミチルと稲葉久美子。演劇と恋愛という二つの絆...