〜名作が見つかる読書感想文の掲載サイト〜

読書感想文「こまどりたちが歌うなら(寺地はるな)」

読書感想文「こまどりたちが歌うなら(寺地はるな)」

「こまどりたちが歌うなら」の読書感想文

前職の人間関係と職場の雰囲気に馴染めず退職した主人公は、親戚の人が社長をしている製菓会社へ転職することになる。しかし、その会社ではサービス残業や女性スタッフがお茶汲みをする、等が当たり前となっていた。

前職では人間関係で取り返しのつかないことをしてしまった主人公は、過去の後悔を払拭するため、会社の中のルールに不満を挙げていく。様々な事情を抱えた従業員たちが関わり、時には不平不満、時には一致団結する。

私自身、会社員であり、会社独自のルールに疑問を持つこともある。それに対して、不平不満を挙げることもなく、自分と違う人が入り混じって会社が成立しているため、働くうえでは、そういうことも我慢しないといけない。

ルールを改正しようとしても、周りから不評を買って、挙句には会社の中で孤立してしまう。その会社で働いている年数が他の社員より少ないのに、自分が言ってもいいのだろうか、等と考えてしまい、ルールを変えようと行動に起こしたことはない。

しかし、この本を読んだ後、今すぐ会社のルールを変えることはできないかもしれないが、じっと待つのではなく、行動することが大事だと考えるようになった。

会社で働く上で足枷となっている独自のルールを改正していかないと、働きづらい、仕事に行くのが億劫になる、独自のルールに不平不満が募り、会社全体の雰囲気が悪くなる悪循環に陥る、等の問題は解決しないと思うようになったからだ。

会社独自のルールを改正するため、まずはコツコツと仕事に取り組んで成果を残してから、周りにぐうの音も言わせないぐらいの改善案を考えようと思った。

もちろん会社独自のルールを改正する労力を割くよりも転職する方がいいかなとも思ったが、転職先が今の会社よりも独自のルールがひどいかもしれないという懸念と、今の会社で独自のルールに多少の不満を抱いているが転職するほど苦痛ではないので上記の行動を実践しようと思った。

(20代男性)

Audibleで本を聴こう

Amazonのオーディオブック「Audible」なら、移動中や作業中など、いつでもどこでも読書ができます。プロのナレーターが朗読してくれるのでとっても聴ききやすく、記憶にもバッチリ残ります。月会費1,500円で、なんと12万以上の対象作品が聴き放題。まずは30日間の無料体験をしてみよう!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA