読書感想文「トム・ソーヤの冒険(マーク・トウェイン)」
「トム・ソーヤの冒険」の読書感想文 幼い頃にテレビで見た記憶があるのですが、子供が生まれて、成長したら読んで欲しい本を探していた時に本屋さんで見つけたのがトム・ソーヤの冒険でした。この本を読んで感じたことは、やはり大人に...
「トム・ソーヤの冒険」の読書感想文 幼い頃にテレビで見た記憶があるのですが、子供が生まれて、成長したら読んで欲しい本を探していた時に本屋さんで見つけたのがトム・ソーヤの冒険でした。この本を読んで感じたことは、やはり大人に...
「祈りの幕が下りる時」の読書感想文① 「新参者」シリーズは、テレビドラマの頃に好きになり、ドラマや映画は見ていたんですが、原作を読むのはこれが初めてでした。今まで加賀の母親については、あまり疑問に感じませんでした。しかし...
「時効が成立した今だからこそ発表できる、三億円事件の犯人によるごく私的な供述」という作品だが、本文中にその真偽について深く追求するような内容は書かれていない。むしろ「犯人かもしれない」という曖昧な言葉からはじまり、自分が...
「豆の上で眠る」の読書感想文① 主人公の結以子の、どうしたらいいかわからないもどかしさがなんとも言えない切ない気持ちになる。私だけが間違っているのか?という不安と、家族の中の疎外感。結以子の幼少期の回想と現在を交互に行き...
名作だと言われているし、ディカプリオ主演で映画にもなっていた記憶があるので結構期待して読んだが、あまり好みではなかった。別に話がつまらないわけではないし、文章だって凝った表現が色々使われていて、なるほどと思ったりもしたが...
「横道世之介」の読書感想文 この小説をすべてを読み終えた時、心に溜めていた涙が堰を切って溢れ出てきたことに自分でも驚いた。こういう小説は初めてだ。そしてその涙の成分が、そこそこ複雑な思いから出来上がっていることも以外だっ...
「ホロー荘の殺人」の読書感想文 クリスティーの作品、特にエルキュール・ポアロものは上流階級を舞台にしたものが多いのは、周知のことだろう。「ホロー荘の殺人」もその一つで、名門旧家一族に関わる人々が登場人物である。20世紀半...
「華麗なる一族」の読書感想文① とても長い間有力者として日本の権力の一端を担ってきた、万俵家と、その外向きの豪奢さ壮大さに反比例するかのような内心、内情の醜さを描き切った一作。いわゆる父と息子が対決する、内紛めいた様相を...
仕事に行き詰まり、なんとなく書店で手に取ったのがこの「この世にたやすい仕事はない」だ。津村さんの本はまったく読んだことがなく、完全に題名だけで衝動的に選んだといえる。本当は仕事関係ではなくもっとカラッとした元気になれるよ...
正直に言うと、読んでいてただただつらかった。つらかったけれど、希望もあった。 人間の内面で起こるいろんな感情や、ちょっとしたずるさ、コンプレックス、自尊心、その自尊心を守るためのよすが、そういう細々とした心理描写がぐさり...
数年前に、綾瀬はるか主演で放送された八重の桜。この大河ドラマと同じ新島八重の一生について書かれた本だ。ドラマでは幼少期からはじまり、明治以降の時代まで描いていましたが、この小説ではある程度年齢が大人になったところからはじ...
最初は「これは、『君たちはどう生きるか』みたいな小説なのかな」と思いました。物語の冒頭は主人公の少年の失敗から始まります。その失敗というのは子供によくありがちな事、そして我々も時としてやってしまう、いわば風邪のようなもの...
「柔らかな頬」の読書感想文 この小説は幼女行方不明事件を発端にした、その事件の色々な裏側と側面を内から、外から描いたものだと思います。そして、その裏に隠された秘密や、あるいは、表に出なかった心の奥でしょうか。実際の事件で...