私はネットで多くの人がこの資本主義を生きるのに一番大事なスキルは簿記による会計だと言っているのを見て、私もお金持ちになりたいと会計を学ぶことにした。しかし、本屋で簿記3級のテキストなどを見るも中身が専門用語だらけで中々手を出す気にはなれない。
そんな時に書評サイトで見つけたのがこの本である。会計を世界史というテーマでなら楽しく学べるのではないかと手を出したわけだが、当然会計を学ぶためのテキストでないため読んでも会計のスキルが身につくということはない。
しかし国家や権力者の命運を司る会計の重要性はよく分かった。会計とはお金という血液が国家や企業といった組織を滞りなく流れているかチェックする、言うなれば健康診断書みたいなものである。会計がきちんとされていなければ健康を損なっていることに気づけないのである。
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なので会計をきちんとすることは重要か否かなどという問題ではなく、健康的に長生きするためには当然のことなのだ。なのに世界では粉飾決算がはびこり、日本でも有名大企業がしていたりする。そして日本国自体が借金漬けでとてもまともな会計がされているとは思えない。
その上技術の発展とグローバル化によりさらに金融は複雑になっていくのである。もうお手上げという感じなのだが、私が思うに希望は人工知能だと思う。この本にはいんちきな会計をする人のことも描かれていたが、もう人間自体がきちんとした会計には向いていないのだろう。
なので近年発展してきて話題になっている人工知能による会計に期待したい。あとこの本を読んでヨーロッパの諸国への尊敬の念がいっそう高まった。日本のバブル崩壊、アメリカの金融危機、近年世界を騒がせるフェイクニュースなどはそのずっと前にヨーロッパ諸国が経験していることである。
もしかしたらもっと以前に中国やイスラム圏などでも起こっていたかもしれない。この本を読んで歴史を学ぶ必要性をいっそう感じた。そしてより良い未来を子孫に残すべく努力して行こうと思う。
(30代男性)
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