読書感想文「「20代」でやっておきたいこと(川北義則)」
「失敗しない者は、ついに何事もし得ない」 二十代にたくさん失敗することは、失敗の本質を知ることにつながる。そうすれば、いくつになっても粘り強く行動するクセがつく。私がこの本を読んでとても印象に残っている言葉...
「失敗しない者は、ついに何事もし得ない」 二十代にたくさん失敗することは、失敗の本質を知ることにつながる。そうすれば、いくつになっても粘り強く行動するクセがつく。私がこの本を読んでとても印象に残っている言葉...
「大きな音が聞こえるか」の読書感想文 この本に出会った時は、このインパクトのあるタイトルから、何が起こるのか気になって手に取った。そして、読破して感じたことは、主人公の高校永の行動力に感心してしまい、自分の事のようにわく...
「『罪と罰』を読まない」の読書感想文 文豪ドストエフスキーの世界的名作『罪と罰』を読んだことのない4人が集まって、ストーリーを予測しながら考察して行くという奇妙な試みの座談会。その様子が会話形式で記録されている。まずこの...
「暗いところで待ち合わせ」の読書感想文 駅のホームで殺人事件が起き、それに巻き込まれるアキヒロ。彼はその事件の容疑者として追われるようになります。そして、逃げ込んだ先は、ミチルという女性の家。彼と彼女は全くの他人でした。...
何も考えずにサラッと読める、というと悪口のように聞こえてしまうかもしれないが、本当にサラッと読める。女性作家の書く恋愛小説というと、どうしてもドロドロ、ジメジメした湿っぽい作品が多くなるが、この物語は恋愛なのに全然ドロド...
私はこれまで歴史とか、経済や世界情勢など、自分自身の事以外はいろんなことに無頓着でした。学生のときは学校の授業がおもしろくなかったので、テストのためだけに暗記をしてもその場限りで忘れてしまうという日々が続いて大人になって...
この本をしおりを入れることなく夢中で読み終えて、しばらくは感情が追いつかなかったが、今はただただ尊敬と感謝の思いでいっぱいだ。自分はまだ幸いお世話になったことがないが、この尊い仕事をしてくれているエアハースの方達に、上辺...
読み終わって何よりもはじめに、私は主人公たちが幸せに包まれながら物語を終えられたところにきゅんとした。この作品は男の私が読んでもドキドキとしてしまうような作品となっている。主人公の男性は生まれついての強面のせいで女性だけ...
「車輪の下」の読書感想文 車輪の下と聞いて思い浮かべるものはなにか?わたしは真っ先に駅のホームから飛び込んで轢死してしまったイメージが浮かぶ。生暖かい血が止まること無く冷たい車輪の下を染めていくそんな光景が見えてくる。も...
著者、初のエッセイ集。星野源の全てがわかると言っても過言ではない。ドラマや舞台、文筆業、そして音楽家として何足ものわらじを履いて、突っ走る星野源。だが、一時は仕事のしすぎから過労で倒れ、休養を余儀なくされた。その経験をも...
「精霊の守り人」の読書感想文① ドラマ化され、話題になっている『精霊の守り人』を読了した。まずはその世界観が素晴らしい。完全なるフィクションであることはわかっているのに、かつてこの世界のどこかに本当にこんな国があって、本...
「チョコレートコスモス」の読書感想文① 『チョコレートコスモス』、私にとって久しぶりの超長編小説となった。また久しぶりの恩田陸作品でもあった。それは文庫で500ページを超えるものを読んだことがあったけなと振り返った時に思...
「ナイフ」の読書感想文 私は重松清さんの大ファンで、重松さんの本はたくさん読んでいる。重松作品の中でも、読んでいて心が痛くなるような話(最後はハッピーエンド)が好きで、好んで読んでいる。この「ナイフ」という小説は、「イジ...
体験した瞬間に出来事は過去になり、体験によって生じた感情も同時に過去へと流されていく。それらは脳の片隅にありつつも、多くは脳のダストボックスへと送られ、再び浮かび上がることなく過去として廃棄されていく。人間にとって自然な...
「首都直下地震“震度7”」の読書感想文 この本を読んで、地震の怖さと言うものを嫌と言うほど味わった。東京に震度7強の地震があるという設定だったたが、書かれ方がとてもリアリティに富んでおり、実際に地震があったのではないか...
「潮騒」の読書感想文 三島由紀夫の作品には小説、戯曲、評論、あるいは映画など様々なものがある。そのうちのどれがいいかとなると、余りに作品が多すぎて甲論乙駁だろう。私自身が読んだ限りでは、小説に関してはそのきらびやかな文章...