この本を初めて読んだのは小学生高学年の時だった。本屋さんで何気なくとり、何気なく購入したのが始まり。題名に惹かれて買ったのだが、その物語以外にもたくさんの物語が含まれていて、人付き合いについて深く考えさせられた。
少し説教じみた感じの物語ではあったが、どういう性質や気質が人付き合いに良いのか幸せになれるのかを幼いころの私に教えてくれた。人付き合いは社会にもまれて自分で学び覚えていく人もいるが、本に教わる経験もいいものであると私は思う。
大人になり、母になった今この本を読み返していくと今度は違った視点を私に見せてくれた。それはどのように育児をしていくと良いのかというアドバイスである。愛情は甘やかすことではない、子供の要求をすべて聞いてあげるということではないということ。
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私は娘を2人産んでいるが、外見の美しさばかりに気をかけるのではなく、知性を身につけることの大切さなども改めて気づかされた。外見の美しさは努力してもずっとは続かないが、知性は磨けば磨くほど光る。
私にとってこの本の一番印象的な部分は「知性は与えることができる」という教えだ。思えば私は夫からたくさんの知性を与えてもらった。夫と結婚をしたのは、もしかしたらこの本の影響があったのかもしれない。
この人と結婚すれば物語の中の素敵な夫婦になれると心のどこかで思ったのかもしれない。知性を与えてくれる夫は世の中にそうそういないと思う。そして夫から与えられた知性を自分が今度は娘に与えることができると思うと、しっかりしなくてはという日々のモチベーションになった。
いづれ大きくなる娘たちが周りの人にその知性を分け与えるような人間になったらどんなにうれしいことかと私は思う。この本は私の人生の教科書でありよき友人でもある。少し説教じみた友人ではあるが、愛がたくさん詰まっているその友人を娘たちに紹介するのが待ち遠しい。
そして新しい友人を彼女たちが自分で見つけられるようになればと思う。
(20代女性)
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