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読書感想文「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部(山本弘)」

「ビブリオバトルって知ってる?」と友人から言われたことをきっかけに、インターネットで検索してこの小説を知りました。友人とは本の趣味が合うので「この本、面白かったよ」などと情報交換をして、薦められた本を読んで感想を言い合ったりするのがとても楽しいのですが、楽しい反面もっと本を読む友人が多ければいいのに、と感じていました。
 
街中でも電車や喫茶店で文庫本を読む人が減り、スマートフォンで動画を見ている人が増えたように思います。便利な時代になってしまったから仕方ないけれど、こうやってどんどん本を読む行為が孤立してしまうのも寂しいよね、と話したときにビブリオバトルについて教えてもらったのです。そのなかでもビブリオバトルを取り扱ったこの小説は、「本を紹介する小説」として本当に素晴らしいものでした。
 
ノンフィクションしか読まない主人公が、SF小説が大好きな少女をビブリオバトル部に誘うことから始まるこの小説は、5分間で自分のお薦めの本の魅力を紹介しなければいけないという難解なテーマなのにも関わらず、どの本も魅力的な紹介でびっくりしました。この作者さんはこの小説を書くために一体、何冊本を読んだのでしょうか。
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SFはほとんど読んだことがなかったので、最初はSF小説のタイトルが全く聞いたことないものばかりで、ついていけないかもと不安になりましたが読み進むうちに今まで読んでこなかった科学、歴史、ノンフィクション、SFなどのジャンルの本も読んでみたくなりました。実際、この本を読んで紹介された本を10冊ほど買い込んでしまいました。
 
この小説をきっかけに自分が敬遠していた分野にまで興味を持てたことがとても嬉しかったです。バトルという名前がついていますが、実際は戦うというよりもそれぞれが読みたい本を選ぶというスタイルなのも平和的で、まさに本好きが考えた催し物という感覚が好きです。
 
自分もビブリオバトルに参加してお薦めの本を紹介したり、本について話をする仲間ができたら良いなと思いました。
 
(20代女性)
 
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