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読書感想文「女の子を伸ばす母親は、ここが違う! (松永暢史)」

この本は2人の娘が4歳と2歳だった頃、3人目を妊娠中だった私が育児に行き詰まり手にした書籍だ。
 
自分の感情をどのように子供に伝えたら良いのか、どのように接すればその子にとってより良い方向に向かうのかを知りたくて藁をも掴む思いだった。毎日のように、幼稚園から帰ってきた娘に、手洗いうがい、制服をハンガーにかけて明日の準備をする。お茶碗を持ってご飯を食べる。
 
ご飯を食べている時に肘をついたり、足をだらしなく伸ばしたり組んだりしない。ごく普通なお行儀ではあるが、その事に対して、少しでも目につくと自「まぁいっか」で済ます事ができない。たかだか4歳の子供に、それを求める自分もどうなのか。まだ出来なくて当たり前ではないのか。だがなぜそれくらいの事ができるようにならないのか。
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この子が将来恥ずかしい大人にならないように、この子のためなのにと押し付けがましくなっている部分もあったかもしれない。このままでは、昨今よく耳にする毒親に自分がなってしまうのではないかという恐怖すらあった。そんな時に、この本で男の子と女の子の育て方の違いをまずは学ぶ事ができた。
 
女の子には厳しいくらいしつこく言い聞かせる事が大切である事が間違いではないと分かった時に衝撃が走った。間違いがなかったと言うよりも、それがその子のためになると言い切ってもらえた事の安堵感は計り知れなかった。今娘はまだ5歳ではあるが、幼稚園から帰って来てから声かけ程度で明日の支度と手洗いうがい、着替えも出来るようになってくれた。
 
妹たちにも優しく、園でも泣いているお友達や困っているお友達に一番に声をかけて解決に導こうとしてくれると先生に教えてもらった。娘にどんな意味で伸びてほしいのかと言えば、勉強などでそれを求めてはいない。人に共感する気持ち、優しくする心、ごく当たり前のようにどんな親でも求める事が最低限で良い。
 
それが出来る女性は素敵だと私は思うからこそ、お行儀が人並みに綺麗にでき、自分で身じたくを整える事がどれだけ大切かというごく当たり前の事を身に付けさせるのは親の仕事なのだと再確認した。
 
 
(30代女性)
 
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