「嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え」の読書感想文①
自分が他人に何か捧げる時に自分が相手に行って欲しい事を相手に望んではいけないのだと感じた。例えばのどの渇いた馬がいたとして、自分は湖まで馬を連れて行くが馬が水を飲むかどうかは馬の判断に任せるし、水を飲むことを自分は期待してはいけないということだ。
誰かの為にやっているのではなく、あくまで自分は相手に機会を与えるし、その機会を得る為に協力もするが相手にチャレンジすることは求めないし、期待はしないことが重要である。自分と他人の関係値を正しく理解して接することが余計な摩擦を生まずに結果として自然な結果が得られるということだ。
他人に親切に接した結果の見返りを求める事で期待した効果を得る事もあるが、裏切られる可能性も同時に発生するので、最初から期待せずにフラットな状態で他人に協力することで自然な結果を得る事ができる。仕事で他人に協力する場面が多く、その度に相手に協力した結果を求めている自分がいて、その結果に対して一喜一憂している自分がいる。
それが一つのストレスでもあったので、この本に書かれている良い意味でも悪い意味でもなく、他人には期待はしないという新たな価値観を得る事ができた。この他にも人と接したくない内向的な人物の話を用いて、内向的な人物が自身の事を根が暗く話もつまらないので自分は嫌われても仕方がないし実際に周りから嫌われている。
その中で他人と仲良くやっていくにはどうしたら良いか悩んでいるというような発言に対してそれは、自分が周りと接したくないし、それが心地よいと思っている。むしろ自分から望んで周囲に溶け込めずに一人でいる自分を作り上げる為に、色々と周りから嫌われる為の理由づけを後から作っている。
周りから嫌われる自分の像自体が自分が作り上げた虚像であって周りと仲良くなりたいと思っているのであれば、仲良くなるための人物像に作り上げる事が出来る。今はあえて周りと仲良くなりたくないから自分から嫌われる自分を作り上げているという話があり自分も含め物事の考え方が逆転され、自分で臨むのであれば望むべき姿は作り上げる事も可能であるという価値観に変化した。
(30代男性)
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