感想ライブラリー

読書感想文「きらきらひかる(江國香織)」

読み始めると、なんとなく気だるい雰囲気がした。アル中の妻にホモの夫、脛に傷持つ者同士である。お互いに恋人がいる。なぜ結婚したのだろう?読み始めてすぐに興味を持った。生きるため?それぞれの家族のため?お互いに人には言えない […]

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読書感想文「風の十二方位(アーシュラ・K・ル・グィン)[…]

SF短編小説集ではあるが、この中に収録されている「オメラスを歩み去る人々」は考えさせられる。マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも取り上げられた作品だが、正義とは何なのか?自分の幸福を支えているものは何 […]

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読書感想文「これは王国のかぎ(荻原規子)」

この本は児童書なので読みやすいが、内容はとてもしっかりしていて読み応えがあるものだった。この本を読んで子供向けの本であるのにも関わらず大人の私でもひきこまれてしまう内容だった。   世界観が大きいがしっかりまと […]

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読書感想文「だから、あなたも生きぬいて(大平光代)」

この本を読んで、私は人生の中で間違ったものは一つもなく、たとえ間違ったこともでも、成功するため、幸せになるための過程になるのだと強く感じました。幼いころの理不尽ないじめ、一般的にはいじめている方が悪い、悪だと思われている […]

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読書感想文「向日葵の咲かない夏(道尾秀介)」

もしあなたが1人で電車や飛行機長期移動する時やせっかくの休日なのに雨で予定が潰れ家の中でゴロゴロしている時、私は「向日葵の咲かない夏」を読むことをおすすめする。   「向日葵の咲かない夏」はミステリーである。従 […]

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読書感想文「ワーキング・ホリデー(坂木司)」

『和菓子のアン』のように身近な職業物語であり、この作品も心温まるストーリー仕立てだから、『家政婦は見た』ではないけれど、覗き見気分で読めてとても面白かった。私はホストクラブに全く縁がないが、宅急便には日頃からお世話になっ […]

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読書感想文「太宰治全集〈1〉(太宰治)」

「苦悩」の時期に書かれたこの作品は私が初めて太宰治に触れた作品でした。この作品は短編集ですが、その中で一番最初に読んだのが、最後の「狂言の神」です。それまで太宰治の作品に一度も触れなかった私は勝手に「どうせ暗くてしんどい […]

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読書感想文「羆嵐(吉村昭)」

1915年(大正4年)12月9日 ~ 12月14日に実際に起こった獣害事件、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った「三毛別羆事件」を元に書かれた小説なのだが、多少の脚色はあるにしても登場人物の名前以外はほぼ事実を元にしてお […]

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読書感想文「ミーナの行進(小川洋子)」

ミーナは小学6年生の女の子である。彼女は喘息の発作に悩まされ入退院を繰り返す日々を送っていた。体は細く、2年生くらいにしか見えない。しかし髪の毛は栗色で色白、誰もがこうなりたいと願うほどの美少女であった。   […]

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読書感想文「生まれいずる悩み(有島武郎)」

夢と現実の乖離は苦しいものである。その葛藤を描いているこの小説に私は感銘を受けた。画家になりたい、ミュージシャンになりたい、プロ野球選手や俳優、音楽家、漫画家…などに一度は憧れを持った人も多いと私は思う。私もその内の一人 […]

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