感想ライブラリー

読書感想文「死日記(桂望実)」

主人公の少年が、先生に文章を書くことを勧められ日記をつけるよう になる。その日記と、他に彼が書い たらしい創作文を挟みこみながら 男の刑事が捜査をしている話が進行 する。   母親の恋人の男に虐げられ、 ろくに […]

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読書感想文「肩ごしの恋人(唯川恵)」

世の女性は、きっと誰もがるり子であり、萌でもある。私はどちらかといえば萌だ。萌のいう、優しいのも、可愛らしいのも、女らしいのも見かけ倒しで、皮を一枚めくれば、気紛れで、自惚れ屋で、浅はかで、さらに誰よりも自分が大好きなる […]

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読書感想文「猫の客(平出隆)」

大きな屋敷の離れを、一軒家として貸しているところに、住んでいる主人公夫婦。そんなある日、同じ敷地内の母屋のほうで、男の子とが猫を飼うと宣言する。そのうち、人を恐がらないが、容易には触らせない気位の高そうなその猫が、離れの […]

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読書感想文「ビッグボートα(赤川次郎)」

この物語には、30年位前に既に出会っていた。当時中学生だった私は、現在も放送されているラジオドラマをドキドキしながら毎日欠かさず楽しみに聞いていた。この物語のタイトルを偶然見つけたのだが、あんなに楽しみに聞いていた物語の […]

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読書感想文「砂の女(安部公房)」

人の生き様は、一切が虚しい。それはあたかも「無数の粒が集合した砂」 が、潮風に吹かれて流動するように。絶対的なものは何一つなく、人は海から飛んでくる砂のような自然の不条理、そして社会の不条理に対抗するべき力もない。人はた […]

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読書感想文「門(夏目漱石)」

主人公の宗助の父親が亡くなり、残った借金。家を売って返そうとするも、すぐには売れずに、とりあえず借金は叔父に片付けてもらう。その後も、家と幼い弟のことを叔父任せるも、宗助が東京をはなれたことで、疎遠になり、家がどうなった […]

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読書感想文「三四郎(夏目漱石)」

作品のはじめのほう、九州から上京する電車の中で主人公の三四郎が窓から弁当を投げ捨てる場面がある。当時の奔放なゴミの処理の仕方にも驚くが、向かいの席の窓から顔をだしていた女性の顔に弁当箱を当てるとは、今なら考えられないハプ […]

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読書感想文「それから(夏目漱石)」

学生のころ、学校の行き帰りにバスに乗って、ぼけーっとしているのが好きだった。たまに本を読んだり、テストの日は教科書や参考書を見ていたが、たいていは、バスに揺られて何もせず、何もしないでいるのが、心地よかったように思う。今 […]

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読書感想文「恋空―切ナイ恋物語(美嘉)」

恋空は有名で映画にもなったけど、本には詳しく書いてあってそれを読むと、映画を見たとき以上に「恋人を大切にしよう」「人は見た目じゃない」、そう感じさせられた。高校生の恋愛なのに辛く悲しい、けどとても幸せな気持ちにしてくれる […]

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読書感想文「最悪の戦場に奇蹟はなかった(高崎伝)」

太平洋戦争に関する書籍を何冊か読んだが、この本ほど衝撃を受けたものは未だかつてない。この本を書かれた高崎氏は入隊以来、中国戦線、フィリピン作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、イラワジ川大戦を経験した歴戦の勇士である。 […]

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