読書感想文「よだかの星(宮澤賢治)」

私は、この「よだかの星」にとてもパワーをもらった。この作品では主人公のよだかは周りの鳥たちに本当の自分を認めてもらえず、ありもしない中傷を言われてしまったり、理不尽にも名前を変えろと言われたりする。また、良いことをしても誰にも讃えられないという悲しい環境の中生きている。最後には星になりいつまでも輝き続けているという終わり方をするのではあるが…。
 
やはり、人は生きていて決していいことばかりではないと思う。その中でも生きて行かなければいけないのが人間である。だからこそ私はこのよだかのような人間に共感し好きに思う。人の人生も決して夢や希望を抱いて順風満帆に行くことはない。でも、諦めないことや夢を抱くことが大切だと思っている。主人公のよだかは特別に秀でたものを持っているキャラクターではない。
 
私はそこが一番気に入っている。コンプレックスも持っているし、優しさも持っている。とても人間臭いからこそ感情移入ができ、そんなよだかが諦めずに空を飛び続けたからこそ最後には誰よりも強く飛び星になるのである。人の努力というのは自分が決めるのではなく他人が決めるものだと思う。評価されない人生もあるので、もしかしたら努力が無駄になることもあるかもしれない。
 
それこそこのよだかも死んで初めて星になり高い高い空を飛ぶことが出来た。でも、私は個人的には努力しないで終わる人生はもったいないし、やらないで後悔するなら何事も失敗してでもいいから後悔しない人生を選びたいと思った。よだかの星のなかで、よだかは一人でよろよろになりながらも何度も何度も飛ぶ。きっと何度も諦めかけたり挫折しそうになったに違いない。
 
でも、一人で飛び続けたよだかだからこそ最後に星になり誰よりも高く長く輝き飛び続けるのである。そう考えると誰からも相手にされなかったよだかが星になれたように、私たちの可能性は無限大だと思うことが出来る。今はゆとり教育と言われて若い人たちは努力が出来ないと言われたりもしている。
 
けれど、誰でも飛び立つチャンスはあるし、輝くチャンスはあるのである。あとは、やるかやらないかだけ。よだかも地面に尽きそうになるまで飛んだ。決して綺麗な飛行ではなかった。どうしても失敗を恐れてしまうことはあると思う。でも、これを読むと励まされている気持ちにもなる。私はこの本を読むときは落ち込んだ時や頑張りたいときに読むようにしている。
 
この本のおかげで、日々の目標に向かって前向きに取り組むことができる。この一冊に出会えてよかったと思っているし、これからも読み続けようと思う。本当にこの本に出会えて幸せに思う。
 
(30代女性)
 
 
 

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