感想ライブラリー

読書感想文「思い出トランプ(向田邦子)」

私が向田邦子の作品を知ったのは、社会人になってからである。当時は仕事の失敗が多く、職場の人達とも距離を縮める事が出来ずに悩んでいた。そんな時にこの本に出会ったのだ。「思い出トランプ」は3つの短編で構成されておりどれも魅力 […]

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読書感想文「花が咲く頃いた君と(豊島ミホ)」

この本を一冊読み終わって、すごく名残りおしいような、まだおわらせたくない、この世界にとどまっていたい、という気持ちになり、しばらくは余韻に浸って一人ぼーっとしていた。一冊の中に押し込められたいくつかのストーリー。そのどれ […]

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読書感想文「戦後史の正体(孫崎享)」

今迄日本人として生きてきて、世の中何かしら理屈に合わない事が多々あり、可笑しいと思いながら何も考えず歳だけを重ねた。この「戦後史の正体」を初めて読んだとき、今まで胸につかえていた何かがすっとんと下りたようで日本の仕組みを […]

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読書感想文「箱入り息子の恋(市井昌秀、今野早苗)」

市役所に勤める35歳の独身である雨雫健太郎とお嬢さんである25歳の今井奈穂子の恋の物語だ。健太郎は両親と実家に暮らしていて、昼食に時間になると家に戻って食べるほど家を気に入っている。両親は健太郎に結婚をすすめるが、女性と […]

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読書感想文「老人漂流社会(NHKスペシャル取材班)」

老人が施設を転々としている実態を実在の老人の過去からの人生を表し、現在にある不具合を紹介した書籍である。自分の将来や老後に漠然とした不安を抱いている人は少なくない。結婚をしていない人、子供がいない夫婦、離別した人…頼れる […]

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読書感想文「斜陽(太宰治)」

この作品には四人のメインキャラクターが出てくるのだが私はどのキャラクターも自分の正義を貫いていて素晴らしいと思った。見ていて苦しくなる部分もあるのだが、それぞれがそれぞれに愛を持ち、生き抜いている姿はやはりまぶしいという […]

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読書感想文「初恋(島崎藤村)」

初恋と言えば甘酸っぱいイメージがあり、楽しさや喜びや恥ずかしさもありながらもやはり苦さがあるのが一般的な初恋のイメージだと私は思う。しかし、この島崎藤村が書いた「初恋」は少し大人っぽさを感じる。それは歴史背景もあるのだろ […]

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読書感想文「ハチはなぜ大量死したのか(ローワン・ジェイ[…]

数年前からニュースで見かけるセイヨウミツバチがいなくなった問題について、この本で著者は包括的に分析し安易な答えを出さず総合的な問題として捉えている。私はこのテーマについて既にネオニコチノイドを含む農薬とそれに耐性をつける […]

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読書感想文「喧嘩猿(木内一裕)」

この物語は森の石松として知られる男の無名時代を描いている。今流行の日本刀が盗まれ、偶然その窃盗事件に巻き込まれた男が犯人追跡者の死に際に銘刀の奪還を誓うまでの話しと奪還に至るまでの話しに別れる。   登場人物の […]

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読書感想文「一握の砂(石川啄木)」

十代のころに学校の授業だったか、予備校の授業だったかで初めて石川啄木の作品に触れた。まだ、十代だった私は内容の意味を理解することがほとんどできなかった。しかし、改めて読んでみると深いの一言につきる。まだ20歳そこそこの若 […]

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