読書感想文の書き方

このページでは、読書感想文の書き方について簡単に説明します。

 

一言に読書感想文といってもいろんな目的があると思います。まず、このページにたどり着いた皆さんは、なぜ読書感想文を書きたいのでしょうか? あるいは書く必要があるのでしょうか? 読書感想文を書くにあたっては、次のような理由があると思います。

 

一つ目は学校の夏休みの課題として読書感想文を提出しないといけない場合、二つ目は読書感想文のコンクールに応募して良い成績をとりたい場合、三つ目はその本について、自分の意見を誰かに伝えたい場合など。

 

多くの人は一つ目の理由のように「別に書きたくて書くわけじゃないけど、書かないといけないから」という理由で読書感想文を書く人が多いかもしれません。

 

 

 

読書感想文って?

ではそもそも読書感想文とは、どういうものをいうのでしょうか。

 

その言葉通り定義すると「読んだ本の感想を書いた文章」となりますね。本の感想ですので、本のあらすじや内容、作者の考え方や物語の展開を書くものではありませんね。多くの方は、原稿用紙を埋めるために、本のあらすじや詳細な内容をつらつらとたくさん書いているのではないでしょうか?気持ちはわかりますが、それは残念ながら読書感想文ではありません。

 

読んだ本の感想、つまり、その本を読んで、心に感じた事や思ったことを書いた文章が読書感想文です。また、読書感想文が多くの学校で教育目的として課題にあげられるのは、筋の通った論理的な日本語の文章を書かせることが目的にあるのでしょう。

 

つまり、その本を読んで、「こんな理由であんな理由だからこう思った、その結果こうなった」といったように、なぜそう感じたのか、なぜそう思ったのかを納得性のある文章表現で書く文章力を養うことができるのです。少し難しい書き方をしましたが、簡単に書くと、その読書感想文を読んだ人が

 

「なるほどね。あなたはこの本を読んで、こうゆう理由だからこう思ったんだね。私もそれには共感できるわ」と思ってもらえたら読書感想文としては合格なわけです。

 

 

 

 

 

本の選び方

読書感想文を書くにあたってはまずは本を選ぶ必要がありますね。学生であれば課題図書の指定がある場合がありますが、いざ読書感想文を書こうと思っても面白い本、興味を持てそうな本でないとなかなか書き始めにくいですよね。

 

普段から読書が好きな方の場合は、読んだ本について感じたこと思ったことが普段よりたくさんあったなと思えたら、その本の読書感想文を書いてみて振り返ってみるのも良いでしょう。

 

本の選び方のポイントは次を参考にしてください。

 

 

一、必ず最後まで読める本

普段から読書をしない人にとっては最後まで本を読むということはなかなかハードルが高かったりします。あまり普段から本を読まない人は、まず本のあらすじを読んでみて、自分自身がおもしろそうだなと魅了された内容の本を選びましょう。

 

読書感想文は最後まで読まないとしっかりと書けません。中にはあらすじと結論だけ読んで読書感想文を書くというテクニックもあるかもしれませんが、それには文章を書くテクニックが必要ですので素人がすると内容の薄っぺらい読書感想文になってしまいますのでおすすめしません。

 

また、あまりおすすめできるポイントではありませんが、本当に普段から全く本を読まないという人はできれば200ページ前後の本を選びましょう。本のボリュームが厚すぎると途中で飽きてしまったり、全部読み切る前に力尽きてしまうからです。200ページ程度であればゆっくり読んでも読み切ることができるでしょう。

 

 

二、主人公や物語に共感・同化できる内容のもの

読書感想文は本を読んで心に感じた事、思ったことを表現した文章であると上に書きました。その本を読んで、自分自身が心に感じたり、思ったりするということは他人の目線ではなく、同じ立場にたって考えるとより感想が湧き出てくるでしょう。

 

ですので、物語の主人公と自分を重ねてその本の物語を読み進めていける方が良いかもしれません。読む前から共感できる作品を選ぶことなんてできないと思うかもしれませんが、多くの場合は共感できたり、自分自身にあてはめることができる内容だったりします。

 

自分自身が何かを感じて、何かを思える興味のある内容であれば良いわけですね。

 

 

三、フィクション(空想)の長編物語がおすすめ

本にはノンフィクション(現実)とフィクション(空想)があります。「事実は小説より奇なり」という諺があるくらい、ノンフィクションの物語は面白い面もある一方で内容がより複雑化している場合もあります。

 

ただ、ドキュメンタリーや偉人を題材にした歴史小説のようなノンフィクションであれば書きやすいかもしれませんね。ビジネス書、自叙伝、宗教本、ライトノベル、短編集などは避けた方が良いですね。

 

 

 

しっかりとポイントをメモする

一冊の本はなかには数十ページしかないものもありますが、ほとんどは数百ページに及ぶ本がほとんどです。長い時間をかけて一冊読み終えるころには最初の方の細かい記憶がだんだん無くなっていきます

 

自分が何かを感じたポイントや記憶に留めておきたいところはしっかりとメモをとるか付箋等を貼っておき、後で読み返しができるようにしておきましょう。

 

そうした自分が印象に残ったポイントを読書感想文に落とし込むと、読書感想文もオリジナリティがあって読み手に自分がいかに感動したか伝わる内容になります。

 

 

 

 

読書感想文の構成を考えよう

レポートは起承転結で書くのが基本です。論文ではないにしろ伝えたいことを効果的に表現するためには「序論」「本論」「結論」 を意識して書くのが良いでしょう。文体は「だ・である調」で書くとしまりのある文章になります。

 

「序論」ではその本のあらすじや自分がその本を読もうと思ったきっかけを簡潔に、あるいはその本を読んで最も印象的であったことを自分自身の気持ちを込めて表現してもよいでしょう。

 

読書感想文を読む人にとってはその本がどんな本なのかわからないわけですので、最初の部分でこれからどんな本について書くのかを示します。ここでは文章の冒頭の部分なので読み手にとっても「あ、なんだか興味深そうな内容だな」と思うような引き込まれる表現があっても良いかもしれませんね。

 

「本論」ではその本のポイントを書きましょう。その本のどんな内容が素晴らしくて、あなたがどんなところに感動したのか。なぜあなたにとって面白く思えたのかを印象に残った場面の紹介と共に紹介しましょう。あなた自身のこれまでの人生に体験した事や、あなた自身の性格や習慣と絡めて紹介するとオリジナリティのある読書感想文となり読み手にとっても価値のあるものになります。

 

「結論」では今まで書いた内容を簡潔にまとめます。その本を読んであなたにとって何が得られたのか、これからのあなたの人生にとってどんな役に立つのかを表現すると良いかもしれませんね。その本を読んで良かったと思ったことを表現しましょう。

 

 

読書感想文を書くにあたっては以下のようなHowTo本も参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

以下に読書感想文の構成例を示しますので参考にしてください。

 

 

①動機

なんでこの本を読んでみたか。あなた自身の紹介とこの本を読むこと・読んだことについて何を思うのかを簡潔に表現しましょう。

 

 

②あらすじを簡潔に

物語の設定など。ただし、「この物語は○○というお話で、主人公○○は○○に悩んでいた」というようなチープな表現ではなく、「主人公○○は悩んでいた。彼にとって○○は決して簡単ではない問題だからだ」のようにできれば惹きつけられる表現にしましょう。

 

 

③あらすじに対する感想

冒頭のあらすじは物語の全てを書く必要はありません。間違っても読書感想文の全てをあらすじで埋め尽くさないようにしましょう。あらすじではその本に内容について簡潔に記載します。それについてまずあなたがどう思ったのか。本を読む前はどう思っていたのか、あるいは読んだ後に気持ちの変化があったのかを書きましょう。なぜあなたがそう思ったのかをこれから述べる布石になりますね。

 

 

④自分と主人公の共通点・比較

その本を読んでみて、自分と主人公との共通点や比較した結果、何を感じたか、思ったかを書きましょう。例えば主人公は貧乏な家庭に生まれた、主人公はシャイな人間だった、主人公は頑張り屋さんだった、などなど。自分と主人公や登場人物との共通点や比較した結果、この本の主人公はこうだけど、自分はこうだ。自分だったらこうだ、あるいは主人公のようにこうなりたいと思った。といった表現ができますね。

 

 

⑤自分自身のこれまでの経験を重ねる

その本を読んでみて、共感できた内容と自分自身のこれまでの経験を重ねて思うことを表現しましょう。例えば主人公のようにもっとこうすれば良かったと思った、主人公はこうしたけど、自分はこうした。失敗した経験でも、成功した経験でも良いので、本を読んで得た経験を自分自身と重ねてみると新しい発見がきっとあります。

 

 

⑥これから活かせること、実際にやってみる

その本を読んで何を得たか。また、実際に本に書かれていたことをやってみるとどうなったのか。自分自身が本を読むことによって得られた経験でこれからの人生に活かしていきたいことを表現しましょう。これは簡単なことでも大丈夫です。例えば、主人公のように困難に立ち向かうためには○○という考え方が大事だと思った。主人公のように、○○を成すためにはまず○○という気持ちで取り組むことを私もしていきたい。

 

 

⑦まとめ

最後に、その本を読んで良かったと思う理由を書きましょう。まとめは、冒頭に書いた本をよんだ動機やあらすじで思ったことに対する答えでもあります。最初はこう思っていたんだけど、実はこうだった!やっぱりこうだった! と結論に至ったポイントを表現しましょう。

 

 

本サイトに投稿されている読書感想文も参考にしてみてくださいね。

 

 

 

 

読書感想文を書く上で注意点

読書感想文にありがちな以下の注意点に気を付けましょう。

 

・本のあらすじや内容をだらだらと書いて、あなたの感じたことや思ったことが書かれていない。

・本の作者やそのジャンルについて細かく紹介し、本の内容にあまり触れられていない。

・本の評論になってしまっている。

 

 

 

最後に

読書感想文あなたが主体となる、あなた自身がその本のを読んだ事によって感じた事、思ったこと、得られた経験を表現するものです。あなたが感じたこと経験したことを見て、他の人がその本を読んでみたくなるような文章を心がけましょう。

 

せっかく書いた読書感想文はぜひ本サイトに登録してみてください。

 

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